「~なさそうだ」「~ように言う」で差をつける!
状況説明と予想の日本語表現
⏱️ 推定読了時間:約8分 / 📊 難易度:中級 (N3)
皆さんは、新しいことに挑戦する時、事前にいろいろと予想したり、人からアドバイスをもらったりしますよね? その時の「思ったより簡単そうじゃないな…」という不安や、「よし、やるぞ!」という開始の合図を、日本語でどう表現しますか? 今回は、フリーマーケットへの出店エピソードを通じて、状況を説明するための重要文法を学びましょう。
What you’ll learn:
- 見た目の印象で否定的な推測をする「~なさそうだ」
- 確信度は高くないが予想を伝える「~だろう」
- 話の内容や定義を説明する「~という」
- 指示や注意を間接的に伝える「~ように言う」
- 動作の開始と完了を表す「~始める / ~終わる」
初めての店長体験
友人に誘われて、週末のフリーマーケットに参加することになった。
最初は、古い服なんて誰も興味がなさそうだと思っていた。準備中も、運営スタッフから「通路に荷物を置かないように言われた」りして、なんだか厳しそうだ。
「フリマは場所選びが命だという」噂も聞いていたので、売れるかどうか心配だった。でも、いざ商品を並べ終わると、すぐにお客さんが集まり始めた。
「これなら、午前中で全部売れるだろう」。
私は不安を忘れて、大きな声で「いらっしゃいませ!」と呼び込みを始めた。
意味・使い方
(目で見たり情報を得たりして)「~ではない」と思う、~ではない様子だという推測を表します。
It doesn’t look like… / It seems unlikely that… Based on visual impression or information.
場面:推測・見た目の印象
接続
| イ形容詞 | 「い」→ く + なさそうだ |
| ナ形容詞 | 「な」→ じゃ + なさそうだ |
| 名詞 | 名詞 + じゃ + なさそうだ |
(例:おいしい → おいしくなさそうだ / 元気 → 元気じゃなさそうだ)
例文
「いい(good)」の否定推量は「いくなさそうだ」ではなく、「よくなさそうだ」と変化するので注意しましょう。また、動詞の否定推量は「~そうに(も)ない」を使うのが一般的です。
1. いいそうもない 2. よさそうではない 3. よくなさそうだ
解説:「いい」の推量否定形は特殊変化で「よくなさそうだ」になります。1や2は誤りです。
意味・使い方
たぶん~だと思う。確信度はあまり高くないが、そう予想する時に使う。「~でしょう」の普通形です。
Probably… / I suppose… Used when guessing with some uncertainty. Plain form of “deshō”.
場面:予想・天気予報・独り言
接続
※な形容詞・名詞の「だ」は省略します。
(例:雨 + だろう / 静か + だろう)
例文
「~だろう」は推量(予想)なので、自分の確定した意思には使いません。「私は来年日本に行くだろう(×)」とは言わず、「行くつもりだ」や「行く予定だ」を使います。
1. 合格するだろう 2. 合格しただろう 3. 合格してだろう
解説:これからのこと(未来の予想)を言うので、辞書形+だろうを使います。「合格しただろう」は過去の事実に対する推量になります。
意味・使い方
~という内容の、~という名前の、~という定義の。話の内容や噂、事実を説明する時に使います。
That says… / Meaning that… / Called… Used to define or explain content.
場面:説明・定義・伝聞
接続
(例:事故があった + という + ニュース)
例文
会話では「~っていう」と縮約されることが非常に多いですが、レポートや改まった場ではしっかりと「~という」を使いましょう。
1. と思う 2. という 3. とした
解説:ニュースの内容を後続の名詞(ニュース)で説明・提示する場合は「~というニュース」の形を使います。
意味・使い方
「~しなさい」「~してください」と言われた内容を、要約して他の人に伝える表現(間接話法)です。
To tell someone to do… Used to report an order or request indirectly.
場面:報告・伝言・注意
接続
| 命令・依頼 | 動詞(辞書形) + ように言う |
| 禁止 | 動詞(ナイ形) + ように言う |
(例:食べるように言う / 遅れないように注意する)
例文
「~ように」の後ろに「ください」はつけません。「~ように言ってください(依頼)」は可能ですが、引用の中で「~ように言ってください」とはなりません。
× 食べるように言いました(”Eat!”)
○ 食べるように言いました(He told me to eat.)
1. 片付けろように 2. 片付けてくださいと 3. 片付けるように
解説:間接的な命令・指示は「辞書形 + ように言う」です。2は直接話法の形に近いですが、「と」の前に丁寧形が来るのは引用として少し不自然な場合があります。
意味・使い方
「~始める」は継続的な動作のスタート、「~終わる」は動作の完全な完了を表します。
To start doing… / To finish doing…
場面:推移・完了
接続
(例:読み始める / 食べ終わる)
例文
「結婚する」や「死ぬ」のような瞬間的な動詞には「~始める」はつきにくいです。「結婚し始める」とは言いません。
1. やり終わって 2. やり終わった 3. やり始めた
解説:「テストが完了したから」という理由、あるいは「完了した後で」という時間の前後関係を表すため、「~終わる」のタ形が適切です。
B:「うん、さっき資料を作り( a )。部長にも、文字を小さくしすぎない( b )言われていたから、そこは気をつけたよ。」
1. a: 終わった b: ように
2. a: 始めた b: そうに
3. a: 出した b: という
解説:(a)文脈的に「準備完了」なので「作り終わった」。(b)部長からのアドバイス・指示内容なので「~ないように(言う)」が適切です。
お疲れ様でした!今日は、自分の観察や予想、人からの指示を正確に伝えるための表現を学びました。「この仕事、大変なさそうですね。手伝いましょうか?」なんて言えると、気遣いができる人だと思われますよ!明日からぜひ使ってみてください。
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