JLPT N3 徹底対策レッスン
JLPT N3相当

N3文法「〜おかげで」「〜べきだ」をマスター!自分の意見を豊かに伝える日本語ガイド

⏱️ 推定読了時間:約10分 / 📊 難易度:★★★☆☆(中級レベル)

【学習の前に】

皆さんは、自分が住んでいる町や周りの自然環境について、友達と意見を話したことがありますか?「〜のおかげで便利になった」とか「〜するべきだ」といった表現を使えると、会話がもっと深くなります。今日は、発表や議論で役立つ言葉を学びましょう!


What you’ll learn:

  • 特定の立場や視点からの評価を述べる「〜にとって」
  • 強い主張や義務を伝える「〜べきだ / 〜べきではない」
  • 連想される代表的なものを紹介する「〜といえば / 〜といったら」
  • 相手に同意を求める「〜じゃありませんか」のニュアンス
  • 良い結果への感謝を表す「〜おかげで」
  • 期間や手段を表す「〜を通じて / 〜を通して」

地域のマルシェと私たちの生活

最近、駅前の広場で開かれる「日曜マルシェ」が人気です。ここでは、一年を通じて地元の農家さんが作った新鮮な野菜を買うことができます。こうした活動を通じて、町の人たちの交流が深まっています。

おいしい野菜が安く買えるのは、農家の皆さんのおかげです。秋の味覚といえば、やっぱり栗やカボチャじゃありませんか

私たちは、便利な生活を楽しむだけでなく、地域の環境を守るために何をするべきか考える必要があります。地元のものを食べることは、地球にとっても、私たちにとっても、一番身近で大切なことなのです。

1. 【〜にとって】

意味・使い方
「〜の立場から見れば」「〜の視点では」という意味。後ろには評価や判断を表す言葉がきます。
場面:意見・評価

接続

名詞 + にとって
(例:私にとって / 日本語学習者にとって)

例文

① この写真は、私にとって何よりも大切な宝物です。
② 日本語学習者にとって、漢字を覚えるのは大変なことです。
⚠️ Common Mistake
「〜に対して」と間違いやすいですが、「にとって」はあくまで「評価・判断」の基準を指します。
練習問題: この問題は、初心者の私(   )難しすぎます。

1. にとって 2. おかげで 3. を通して 4. べきだ

正解:1
解説:「私の立場から見て」という判断を述べているので「にとって」が適切です。
2. 【〜べきだ / 〜べきではない】

意味・使い方
「それが当然だ」「するのが正しい」という話し手の強い主張を表します。
場面:主張・意見・義務

接続

動詞(辞書形) + べきだ / べきではない
※例外:する + べきだ → すべきだ / するべきだ(両方可)
(例:守るべきだ / 行くべきではない)

例文

① 約束をしたら、どんなに小さくても守るべきだ。
② 学生のうちは、もっといろいろな国へ旅行をすべきだと思う。
⚠️ Common Mistake
目上の人に対して「〜すべきですよ」と言うと、命令のように聞こえて失礼になることがあるため、「〜たほうがいいですよ」と言い換えるのが無難です。
練習問題: 借りたお金は、すぐ(   )べきだ。

1. 返す 2. 返した 3. 返さない 4. 返さな

正解:1
解説:「べきだ」の前は動詞の辞書形を接続します。
3. 【〜おかげで / 〜おかげだ】

意味・使い方
良い結果になった原因を言う時に使います。話し手の感謝の気持ちが含まれます。
場面:感謝・原因

接続

動詞/いA:普通形 + おかげで
なA:〜な / 名詞:〜の + おかげで
(例:練習したおかげで / 先生のおかげで)

例文

① 先生が教えてくださったおかげで、試験に合格できました。
② 毎日練習したおかげで、ピアノが上手になった。
⚠️ Common Mistake
悪い結果になった時には使いません。悪い原因の時は「〜のせいで」を使います。
練習問題: 友達が(   )おかげで、引っ越しが早く終わりました。

1. 手伝う 2. 手伝ってくれた 3. 手伝った 4. 手伝っている

正解:2
解説:既に終わった事柄への感謝なので、過去形かつ恩恵(〜てくれた)の形が最も自然です。
総合問題
問: 日本の冬のスポーツ(   )、やっぱりスキーでしょう。

1. を通して 2. といったら 3. おかげで 4. にとって

正解:2
解説:話題から連想される代表を挙げているので「といったら」が正解です。
問: インターネット(   )、世界中のニュースをすぐに知ることができる。

1. を通じて 2. おかげで 3. べきだ 4. にとって

正解:1
解説:手段や経路を表す「を通じて」が適切です。
【学習のまとめ】

お疲れ様でした!今日は自分の立場を明確にする表現や、感謝を伝える表現を学びました。「この本は私にとって宝物です」「先生のおかげで合格できました」。自分の本当の気持ちを伝えられるようになると、日本語のコミュニケーションがもっと楽しくなりますよ。ぜひ今日学んだ表現を身近な人に使ってみてください!

よくある質問 (FAQ)

Q. 「〜にとって」と「〜に対して」はどう違いますか?
A. 「にとって」は対象の立場からの評価(例:私にとって大切だ)を述べますが、「に対して」は対象への態度や行動(例:先生に対して失礼だ)を表します。
Q. 「すべき」と「するべき」はどちらが正しいですか?
A. どちらも正しいです。「すべき」の方が少し硬い響きがありますが、意味は全く同じです。
Q. 「〜おかげで」を皮肉で使うことはありますか?
A. はい、稀に悪い結果に対して「君の(余計な)おかげで失敗したよ」と皮肉で使うことがあります。しかし、基本的には良い結果への感謝として覚えましょう。
Q. 「〜を通じて」と「〜を通して」の違いは?
A. ほぼ同じ意味で使われますが、「を通じて」の方が「期間全体」というニュアンスがやや強く、「を通して」は「仲介・手段」の意味でよく使われる傾向があります。
Q. 「〜じゃありませんか」は目上の人に使ってもいいですか?
A. 同意を求める表現なので、あまり強い口調で使うと失礼になる場合があります。「〜ではないでしょうか」と言うと、より丁寧で控えめな印象になります。

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