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国際色豊かな街、佐世保の絶品グルメ

Nagasaki sara udon

佐世保は外国から移住してくる人も多く米軍基地もあるため、国際色豊かな街として知られています。

ハウステンボスという長崎県を代表する観光地もありますし、ジャズ喫茶や外国人バーなども数多く営業しています。

そんな佐世保は、「食」に関しても魅力あふれる街です。

この記事では、そんな「佐世保の絶品グルメ」について解説していきたいと思います。

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佐世保は国際色豊かな街だからこそ独自の文化が栄えた

佐世保は古くから「軍港」として栄えてきました。

それは佐世保湾の地形が入り組んでいて、出入り口が1つしかなかったからです。

それゆえに、令和時代となった現在でも米軍や海上自衛隊の基地が佐世保にあります。

アメリカ文化が色濃く反映した街であり、独自の食文化やジャズ、外国人バー、ハイカラな港町などが根付いていったのです。

佐世保の絶品グルメ

それでは、実際に佐世保で大人気となっているグルメメニューを挙げていきましょう。

食べたことがないという人は、ぜひ試しに食してみてほしいものです。

①佐世保バーガー

「佐世保のグルメメニューといえば?」と日本人に質問をしたならば、多くの人が答えるであろうメニューが「佐世保バーガー」です。

今でこそ日本にとって当たり前となっている「ハンバーガー」ですが、1950年くらいまでは日本にハンバーガーという食文化はありませんでした。

米軍近くにハンバーガーショップがOPENしたことがきっかけで店舗数が増えていき、徐々に日本各地に伝わっていったのです。

佐世保では独自のハンバーガーが定番化し、いつしか「佐世保バーガー」と呼ばれるようになっていったのです。

今では佐世保の名物として地元民だけでなく多くの観光客にも食されるようになっています。

ちなみに、今でも味やサイズは各店舗によってバラバラです。

基本的には、以下のような定義があります。

・オーダーを受けてから作り始める

・フレッシュな生野菜を使用する(トマト、レタス)

・オリジナルソースがかかっている

この3つが揃っていれば、それは紛れもなく佐世保バーガーです。

かなりサイズの大きいバーガーが多いので、ふくろの上から軽くプレスしてから食べるのがおすすめです。

Sasebo burger

レモンステーキ

佐世保のグルメで佐世保バーガーの次に知名度が高いのが「レモンステーキ」です。

レモンステーキは、佐世保にある「レストラン門」という洋食屋が広めたメニューです。

オーナーからの「夏場でも売れるステーキを考案して」という要望に東島洋氏とそのお兄さんが考案したものです。

その兄弟がその後独立し、レモンステーキが徐々に広まっていきました。

レモンステーキの定義は以下の通り。

・厚切り肉ではなく薄切り牛肉を使用

・レモン風味のしょうゆベースソースをかける

・肉を食べ終わった後にご飯を鉄板に乗せ、ソースと混ぜて食べる

一般的なステーキとはまた違った味と食べ方を堪能できる一品です。

Sasebo lemon beef

③九十九牡蠣

牡蠣といえば広島が有名ですが、佐世保の「九十九牡蠣」も非常に美味しい牡蠣として知られています。

佐世保の九十九島は、リアス式海岸もありプランクトンが豊富です。

そのため、牡蠣の養殖には最適な環境となっているのです。

牡蠣は冬の食べ物というイメージがありますが、九十九牡蠣は夏でも美味しく食べることができます。

小粒で濃厚な味が特徴です。

佐世保で直接食べるのも最高ですし、通販で購入できるのでお取り寄せをして楽しむことができます。

近年は新型コロナウイルスの影響により中止になっていましたが、毎年11月には秋の陣、2月には冬の陣という「九十九島かき食ううカキ祭り」が九十九島パールシーリゾートで開催されます。

99 oysters

長崎ちゃんぽんや皿うどん、あごだしラーメンなども楽しめる

佐世保が発祥ではありませんが、この地では「長崎ちゃんぽん」や「あごだしラーメン」といった北九州の絶品グルメメニューも楽しめます。

長崎ちゃんぽんは、長崎市のソウルフードで、豚肉と魚介類がたっぷりと入った麺料理です。

スープは鶏と豚骨のスープで、麺はコシのある太麺です。

そして長崎は「皿うどん」も有名です。

長崎皿うどんは、元々は長崎ちゃんぽんの出前用のメニューでした。

パリパリの麺にとろっとした餡がかけられていますが、時間が経っても美味しく食べることができるのです。

もちろん、時間をかけずにパリパリの食感で味わっても美味しいですし、餡をかけて少し時間を置き、麺がしんなりとしてから食べるのもまた違った食感で美味しい味わいとなります。

ふんだんに野菜が使われているので、麺類でありながらもしっかりと栄養が摂れるのも嬉しいポイントです。

そして「あごだしラーメン」も絶品です。

長崎県では飛魚のことを「あご」と呼んでいて、そのあごでだしを取ってラーメンを作ります。

あごだしは、数ある出汁の中でも高級品に分類されています。

濃厚なあごのダシの風味は、ラーメンと最高の相性なのです。

Sasebo bay

まとめ

今回は、「佐世保の絶品グルメ」について解説してきました。

佐世保といえば、やはり佐世保バーガーとレモンステーキは外せないでしょう。

この2つの名物を食べるのは必須ですが、ここでご紹介した九十九牡蠣や長崎ちゃんぽん、長崎皿うどん、そしてあごだしラーメンも食べれば、より佐世保と北九州を感じることができるはずです。

旅行や移住で佐世保を訪れた際は、ぜひこれらを食べてみてはいかがでしょうか?

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