日本以外の国で生まれた人からすると、「血液型は何？」と友人に聞かれたら「なんでそんなこと聞くの？」と驚いてしまいますよね。
しかし、日本ではほとんどの人が自分の血液型を把握していて、気軽に血液型についての話をするケースもあります。
自己紹介では、必ず氏名と年齢の後に「血液型は○○です」と付け加えることもあります。
さらに、日本では血液型ごとに性格が違うとも考えられています。
この記事では、そんな「日本における最も分かりやすい血液型と性格の分類」について解説していきたいと思います。
日本語の学びを深める対面またはオンラインの日本語家庭教師レッスンはこちら。
日本では血液型をラフに捉えている
血液型に関する話をする際、「ブラッドタイプハラスメント」として受け取る人も多いかと思いますが、日本ではあまりハラスメントという捉え方はされません。
あくまでも科学的根拠のない「傾向」のように捉えていて、深い意味もなく生活に取り入れているイメージとなります。
雑誌やネットでは、「血液型占い」や「血液型後の恋愛の相性」などが当たり前のように掲載されています。
しかし、血液型を知る医学的なメリットはあまりないので、近年では日本でも出生時に血液型を調べない病院が多くなってきています。
このように、日本では血液型をかなりラフなイメージで捉えているので、もしも日本に来て血液型を聞かれたとしても深い意味はないと認識するようにしましょう。
血液型による性格の違い
それでは、ここからは日本における血液型ごとの性格の違いについて解説していきます。
何度も言いますが、科学的根拠のない特徴なので、気楽な気持ちで認識するようにしましょう。
A型
血液型が「A型」の人は、以下のような特徴があると考えられています。
- 几帳面（こまかい）
- 真面目で責任感が強い
- 心配性
- 周囲からの評価を気にする
- 協調性がある
- 計画性がある
- 頑固
ルールを守ったり綺麗好きだったりする日本人の中でも特に綺麗好きな特性があると言われているのです。
恋愛で言うと、「受け身タイプ」であることが多いようです。
日本人の約4割がA型です。
B型
血液型がB型の人は、以下のような特徴があると考えられています。
- 好奇心旺盛
- 楽天家
- 飽きっぽい
- 1人の時間が必要
- 興味のあること以外はとことん無関心
- 心を開くまでに時間が掛かる
このように、B型は真面目な日本人の中でも少し「変わり者」といったイメージがあります。
恋愛で言うと、情熱的で積極的な傾向にあります。
日本人の約2割がB型です。
AB型
血液型がAB型の人は、以下のような特徴があると考えられています。
- 二面性がある
- 1人も好きだが基本は寂しがり屋
- 先読みするのが得意
- ミステリアスな雰囲気がある
- 気持ちの浮き沈みが激しい
- 人に教えるのが苦手
- 感覚が優れている
このように、AB型の人は比較的振り幅が大きい性格と言えます。
恋愛で言うと、お互いで高め合える恋愛を望む傾向にあります。
日本人の約1割がAB型です。
O型
血液型がO型の人は、以下のような特徴があると考えられています。
- おおらかな
- 大雑把
- リーダー気質
- 怒ると手が付けられない
- 必要とされることに人一倍喜びを感じる
- 記憶力が高い
このように、O型の人は細かいことを気にせずに全体を見ている傾向にあると言えます。
恋愛で言うと、現実主義的な傾向があります。
日本人の約3割がO型です。
血液型の相性
日本では、血液型ごとの相性というものも信じている人がいます。
例えば、1番相性が良いとされているのが「O型男性とA型女性」です。
2番目は「B型男性とO型女性」、3番目が「A型男性とA型女性」、4番目が「AB型男性とB型女性」となっています。
ちなみにあまり相性が良くないと言われているのが、15番目の「B型男性とA型女性」、16番目の「AB型男性とO型女性」となります。
血液型によって病気や怪我のリスクが異なる
前述したような血液型ごとの性格の違いは、あくまでも「そういった傾向にあるのでは？」といった程度のものですが、実はもっと重要な血液型による違いもあったりします。
それが、「血液型によって病気や怪我のリスクが異なる」ということです。
例えば、O型の人は大けがをした際に血が止まりにくく、脂肪率が他の血液型よりも高くなるといった研究結果が出ています。
他にも、A型は胃がんがO型と比べて1.2倍であったり、B型は糖尿病がO型と比べて1.2倍、AB型は脳卒中がO型と比べて1.8倍というように、それぞれの血液型によってなりやすい病気が違うのです。
まとめ
今回は、「日本における最も分かりやすい血液型と性格の分類」について解説してきました。
日本では、A型、B型、AB型、O型という4つの血液型ごとに性格が異なると考えられています。（科学的根拠はなし）
もしも各血液型の性格の特徴や自分の血液型を知っておくと、血液型の会話になった時に役立つことでしょう。
関連記事：
