Home » Japanese culture » 日本で中華街が栄えた理由とおすすめの地域

日本で中華街が栄えた理由とおすすめの地域

Chinatowns flourished in Japan

日本には、様々な場所に「中華街」が存在します。

世界三大料理に数えられる中華料理は世界中で人気となっていますが、日本でもかなり高い人気を誇っています。

仕事やプライベートで日本を訪れ長期滞在する場合、日本食だけでなく、中華料理を食べる機会もあるはずです。

そんな時には、ぜひ中華街で本格的な中華料理を食べてみましょう。

この記事では、そんな「日本で中華街が栄えた理由とおすすめの地域」について解説していきたいと思います。

日本語を上達させる対面またはオンラインのプライベート日本語家庭教師レッスンをお探しならこちら。

日本で中華街が栄えた理由

横浜中華街を筆頭に、日本の様々な場所で人気を博している中華街ですが、いったいなぜこれほどまでに栄えたのでしょうか?

日本の開国と共にやってきた華僑(中国国籍を持つ人)によって貿易の入り口となる横浜にチャイナタウンが形成されました。

なぜ華僑の人々が大勢日本に入国してきたのか。

それは、開国によって欧米文化を広めるために「仲介人」が必要であり、言葉や文化の面で仲介役を担える華僑の人々が重宝されたからです。

徐々に中華料理店や小売店を増やしていき、現代では600店舗規模の中華料理店や小売店が軒を連ねるチャイナタウンとなっているのです。

Chinatowns flourished in Japan

日本でおすすめの中華街

それでは、実際に日本で人気となっている中華街を挙げていきましょう。

横浜中華街

横浜中華街は、神奈川県横浜市にある日本で最初の中華街であり、最大の中華街です。

約0.2平方メートルという密集した土地に600店舗ほどの中華系の店舗が軒を連ねています。

日本三大中華街の1つで、広東料理や上海料理、四川料理、北京料理という四代中華料理を堪能することができます。

横浜中華街は、街の雰囲気も非常に魅力の1つとなっています。

各入り口には「牌桜(pairou)」という色鮮やかな門が設置されていて、見るだけで楽しさを感じます。

色鮮やかさだけではなく装飾なども凝っているので、そういったところも見たり写真を撮ったりすると良いかもしれません。

数万円掛かるような高級な中華店もありますが、リーズナブルな金額で食べ放題ができる店舗も多いので、気軽に食べに行けるのも魅力の1つです。

また、中華料理だけでなく、ソフトクリームやゴマ団子、中華まんといった食べ歩きできるメニューが売られているのも大きな特徴です。

食事だけでなく、中華系の食材を販売している店舗も多いので、食事の後に購入してかえるのもおすすめです。

神戸南京町

神戸南京町は、兵庫県神戸市中央区栄町にある南北約110m、東西約200mの密集した中華街です。

北側は有名な元町商店街と繋がっています。

東に「長安門」、西に「西安門」、南に「海栄門」があり、近くまでいけばすぐに中華街であることが認識できるはずです。

横浜中華街に次ぐ規模の中華街だけあって、多くの中華料理店が軒を連ねています。

非常に価格もリーズナブルで、気軽に本格的な中華料理を味わうことができます。

大きな特徴としては、「屋台が多い」ということです。

豚まんや小籠包、シュウマイなどは絶品です。

夜も街全体がライトアップされてより中華街の雰囲気がUPします。

Chinatowns flourished in Japan

長崎新地中華街

長崎新地中華街は、横浜中華街や神戸南京町と並ぶ日本三大中華街の1つです。

約250mの範囲に約40もの中華系店舗が軒を連ねています。

前述した2つの中華街のようにそこまで大規模な中華街ではありませんが、十分に雰囲気と美味しい中華料理を堪能することができることでしょう。

街の四方には当然ながら色鮮やかな中華門が設置されていて、中華街の雰囲気をUPさせてくれています。

各門には、門を守る神が彫られています。(北門が玄武、南門は朱雀、東門は青龍、西門は白虎)

中華料理自体も非常においしいですが、中華スイーツや角煮まんじゅうといった食べ歩きできるメニューも大人気となっています。

さらに、長崎ならではの「ちゃんぽん」や「皿うどん」も、店舗によって様々な味で提供されています。

中華系食材が販売されている店舗もあるので、中華料理を食べた後にお土産として購入するのもおすすめです。

三大中華街以外にもチャイナタウンは存在する

前述した3つの中華街は、非常に有名であり人気も高いですが、日本にはそれ以外にもチャイナタウンがいくつもあります。

・埼玉県西川口

・東京都豊島区池袋

・大阪府大阪新今宮駅南口

これらの土地も、多くの中国人が住んでいて、中華料理店が多い街となっています。

三大中華街には遠くて行けない時には、上記のチャイナタウンに足を運んでみるのも良いかもしれません。

Chinatowns flourished in Japan

まとめ

今回は、「日本で中華街が栄えた理由とおすすめの地域」について解説してきました。

中華街は、広東料理や上海料理、四川料理、北京料理といった本格的な中華料理店が軒を連ねる街です。

街自体が中華一色となっているため、日本に居ながらも中国を満喫することができるはずです。

ぜひ日本に滞在している間に、訪れてみてはいかがでしょうか?

関連記事: