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標準語とは違う沖縄人が話す「ありがとう」や「こんにちは」などの方言

Okinawan dialect. mensore

海外の方で、沖縄県内で働く人も多いかと思います。

また、観光で沖縄に訪れる海外の方もまた多いはずです。

沖縄は、日本本土とはまた違った文化が根付いている土地であり、本土の人たちが使用する標準語とは違った「方言」を多用することでも知られています。

つまり、沖縄の地元民と親しくなるためには「沖縄の方言を使った挨拶」を積極的に使用した方が良いということでもあります。

この記事では、そんな標準語とは違う沖縄人が話す「ありがとう」や「こんにちは」などの方言について解説していきたいと思います。

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沖縄の方言と標準語はかなり違う

英語もアメリカ英語とイギリス英語でかなり違いがありますし、中国でも北京語や広東語、上海語、台湾語、香港語など複数の種類がありますよね。

日本でも同じように地方によって微妙に使われ方が異なります。

知名度の高い方言であれば、大阪府を中心とした「大阪弁」です。

東京周辺で使用されることの多い「標準語」とはかなり言語が異なります。(9割以上はほとんどの日本人が理解できます)

当然のことながら、本土から遠く離れた沖縄にも方言があります。

大阪弁などよりもさらに標準語と異なり、本土の人が理解できない単語や言い回しも多かったりします。

Okinawan dialect

沖縄でよく使う方言

それでは、沖縄で実際に使われている方言をいくつか挙げていきましょう。

実際に地元の人々とコミュニケーションを取る際に活用すると、好印象を与えることができるはずですよ。

①こんにちは→「はいさい」

英語の「Hello」は日本の標準語で「こんにちは」ですが、沖縄では「はいさい」となります。

コミュニケーションを始める最初にこの言葉を投げかければ、「フレンドリーな人だな」と好印象を与えることができることでしょう。

ちなみに、男性は「はいさい」ですが、女性が使う場合は「はいたい」となります。

②また会いましょう→「またやーさい」

会話の終わりに使うと印象を良くする言葉が、「またやーさい」です。

これは、英語の「bye」や「see you」の日本語「さよなら」「またね」と同じような意味を持つ言葉となります。

男性は「またやーさい」ですが、女性の場合は「またやーたい」となります。

③なんとかなるさ→「なんくるないさ」

英語の「It will work out!」や「Everything will be alright.」などと同じ意味を持つ「なんとかなるよ」という日本語ですが、沖縄では「なんくるないさ」と言います。

会話に登場する機会はあまり多くありませんが、沖縄便を代表するような言葉なので、使うと喜ばれる可能性が高いです。

投げやりなニュアンスの意味ではなく、「きっといい方向に進んでいく」といった意味合いがあるので、とてもポジティブな言葉となります。

Okinawan shisa

④乾杯→「かりー」

英語の「cheers」と同じ意味を持つ「乾杯」と言う日本語ですが、沖縄では「かりー」と言います。

もしも現地で沖縄の人たちと食事や飲み会の席で一緒になったならば、ぜひこの言葉を使って飲むようにしましょう。

⑤とても→「てーじ」

英語の「very」にあたる日本語は、「とても」ですが、沖縄では「てーじ」となります。

「てーじ美味しい」「てーじ好き」というように使いましょう。

また「てーじ」の他にも、「いっぺー」も同じような意味で使われます。

⑥ドキドキする→「ちむどんどん」

英語の「Throb」と同じ意味を持つ日本語は、「ドキドキする」ですが、沖縄では「ちむどんどん」となります。

「海がとてもきれいでちむどんどんするさー」といった使い方をします。

Okinawan castle

⑦美味しい→「まーさん」

英語の「delicious」と同じ意味の日本語は、「美味しい」ですが、沖縄では、「まーさん」となります。

沖縄の人が作ってくれた料理を食べた際や、沖縄のレストランや居酒屋で料理を食べた際は、ぜひ「まーさん」と言ってみましょう。

「とても」を意味する「てーじ」や「いっぺー」を先に付けて「てーじ、まーさん」「いっぺー、まーさん」と言えば、より美味しいニュアンスが伝わるはずです。

⑧頑張って→「ちばりよー」

英語の「do your best」と同じ意味の日本語は、「頑張って」ですが、沖縄では、「ちばりよー」となります。

沖縄の人と仲良くなったり、会話している中で応援するようなシチュエーションになった際は、「ちばりよー」と声をかけてあげると喜んでくれるはずです。

⑨ありがとう→「にふぇーでーびる」

英語の「thank you」と同じ意味の日本語は「ありがとう」ですが、沖縄では、「にふぇーでーびる」となります。

過去形で使う際には、「にふぇーでーびたん」となります。

まとめ

今回は、標準語とは違う沖縄人が話す「ありがとう」や「こんにちは」などの方言について解説してきました。

いかがでしょうか?

同じ日本でありながらも、挨拶や普段の会話で使う言葉に大きな違いがあることがお分かりいただけたかと思います。

良く使う言葉をいくつか覚えておき、沖縄の人と会話をする際に使ってみると、喜ばれるかもしれませんよ。

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