Home » Japanese culture » オノマトペ一覧

オノマトペ一覧

Kirakira Onomatopoeias commonly used in Japan

各国の言語には、単語や文法と同様に、「オノマトペ」と呼ばれる独特の言葉が存在します。

オノマトペとは、擬音語や擬態語、擬声語などを総称するもので、特に日本語にはこれらのオノマトペが豊富にあります。

そのため、日本に長期滞在し、日本語を学ぶ人たちは、これらのオノマトペを理解することに苦戦することが少なくありません。

しかし、日常会話で「よく使われるオノマトペ」を覚えることで、驚くほどスムーズにコミュニケーションが取れるようになります。

この記事では、かわいい動物の鳴き声や、物の様子を表すオノマトペ、さらには漫画や小説で頻繁に用いられるオノマトペまで、日本でよく使われるオノマトペを一覧表として紹介し、五十音順で解説していきます。

「くすくす」と笑う様子など、日本の文化を彩るオノマトペをクイズ形式で楽しみながら学ぶこともできます。

この知識を身につければ、日本語の理解がさらに深まり、日本での生活がより豊かなものになるでしょう。

日本語の学びを深めるオンライン日本語家庭教師レッスンはこちら

日本のオノマトペは約4500種類も存在する

日本には、擬音語や擬態語、擬声語といったオノマトペが約4500種類も存在すると言われています。

代表的な言葉で言えば、「犬の鳴き声」が挙げられますよね。

「ワンワン(wanwan)」が日本で言うところの犬の鳴き声となります。

英語では「バウワウ」、フランスでは「ワフワフ」、イタリアでは「バウバウ」、中国では「ウォンウォン」など、国によってかなりそのオノマトペに違いがあります。

会話の中で自然に使っているので1日に難かいくらいオノマトペを使っているのかすらわかりませんが、人によっては1日に何十回も使っているかもしれません。

それほど、オノマトペは生活の中で当たり前に使われているのです。

日本でよく使われるオノマトペの一覧

それでは、日本で実際によく使われているオノマトペをいくつか挙げていきましょう。

これらを覚えておくだけでも、他者が使用しているオノマトペを理解できることが増えますし、自分で少しでも使うことができるはずです。

ニコニコ(nikoniko)

「ニコニコ」は、日本で非常に多く使われるオノマトペの1つです。

基本的には「笑顔」と解釈すれば問題ありませんが、嬉しい感情や楽しい感情、上機嫌の時の表情を表す際に使われます。

(例)○○さんはいつもニコニコしていて素敵だな

他にも、「にっこり(nikkori)」と表現するケースもあります。

わくわく(wakuwaku)

「わくわく」は、これから起こる楽しいことを待ちわびている時の感情を表現しているオノマトペです。

(例)遠足まで3日もあるのに、もうワクワクが抑えきれない

仕事に関する場面ではあまり使われませんが、子どものいる家庭ではよく使うオノマトペかもしれません。

イライラ(iraira)

「イライラ」は、ストレスが溜まっていたり、起こっている時の感情を表すオノマトペです。

(例)今日は嫌なことが続いてとてもイライラしている

プライベートでも多いですが、特に仕事で感じることが多い感情だと言えるでしょう。

Onomatopoeias commonly used in Japan iraira

ギリギリ(girigiri)

「ギリギリ」は、すでにあとがない状態に達している時に使うオノマトペです。

暮らしの中で、「あと少し遅ければ危なかった」「もう少し早ければできたのに」といった瞬間がありますよね。

そんな時に「ギリギリ」といった表現を使用します。

(例)なんとかギリギリ間に合った

ドキドキ(dokidoki)

「ドキドキ」は、胸の高鳴りを表現する際に使われるオノマトペです。

緊張していたり、心配していたりすると、このオノマトペを使う機会が増えます。

(例)100人の前で発表しなければいけないから、すごくドキドキする

仕事でもプライベートでも使うことがありますが、恋をした時に相手に対してときめく際に良く使われます。

サラサラ(sarasra)

「サラサラ」は、湿度がなく乾いたモノに触れた時に表すオノマトペです。

(例1)○○さんの髪の毛はサラサラですね。

(例2)お茶漬けをサラサラ食べる

どんどん(dondon)

「どんどん」は、次々に進めていく際の表現として使われるオノマトペです。

日常会話でも良く登場する言葉なので、理解しておくと重宝するでしょう。

(例)どんどん良くなっていくね

ポジティブな意味での使われ方をするケースが多いですが、「どんどん抜かされてしまう」といったようにネガティブな意味で使われることもあります。

カンカン(kankan)

「カンカン」は、擬音語としても使用されますし、具体語としても使用されるオノマトペです。

(例1)トンカチでカンカンと叩く

(例2)上司がカンカンに怒っている

このように金属系の固い物体がぶつかり合う際に使うケースもあれば、相手が起こっている様を表現する際に使うこともあるのです。

さらに、非常に日差しが強く、暑いケースにも「カンカン照り」といったように使われます。

まとめ

今回は、「日本でよく使われるオノマトペ」について解説してきました。

ここで挙げたオノマトペは、多くの人が日常的に数多く使用しています。

覚えておくだけで会話がスムーズに進められるでしょう。

ぜひ実際に自分で使用しながら、覚えていきましょう。

関連記事: