前回の、沖縄人の方言と、沖縄で人気の食べ物、に続いて、沖縄特有の「シーサー」というものについて解説します。
沖縄の住宅街を歩いていると、いたるところに「シーサー」がいることに気が付きます。
多くは屋根の上に2体置いてありますが、門柱に置いてあるケースも多々あります。
見た目がカッコいいシーサーは、本土に住む日本人はもちろん外国人の方にもかなり人気です。
そのため、沖縄県内では「シーサー作り」や「シーサーの色塗り体験」といった体験サービスを行っているお店や施設が多くなっています。
この記事では、そんな沖縄の象徴である「シーサー」についての解説や「色塗り体験やシーサー作りなどが楽しめるスポット」を紹介していきたいと思います。
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シーサーとは?
それではまず、「シーサーとはいったい何なのか?」という疑問から解決していきましょう。
シーサーは、獅子(ライオン)のことで、魔物や災いを追い払ってくれるとされる守り神です。
沖縄独自の守り神で、個人宅はもちろん、様々な公共施設にもシーサーが置いてあります。
基本的には2体1セットとなっていて、魔物や災いが侵入してくる方に向けて左右にシーサーを置きます。
ちなみにシーサーにはオスとメスがあります。
口が開いているシーサーがオスで、口を閉じているシーサーがメスとなっています。(オスとメス1体ずつで1セット)
オスを正面から見て右側、メスを左側に置くのが正しい置き方となります。
置いた場所の周辺は常に綺麗にしておくことが基本となります。
近年では、魔除けなどの意味を込めたものとしてだけでなく、「幸運を呼ぶ飾り物」として認知されていて、沖縄を訪れた多くの人がシーサー関連のグッズをお土産として購入しています。
沖縄県内には、「富盛の石彫大獅子」や「残波大獅子」、「カママ嶺公園のシーサー滑り台」など、大きなシーサーが見られる場所もあります。
色塗り体験やシーサー作りなどが楽しめるスポット
それでは、ここからは実際にシーサーの色塗り体験やシーサー作りなどが行えるスポットをご紹介していきましょう。
まいまいシーサー
沖縄県国頭郡本部町にある「まいまいシーサー」は、可愛い系のシーサーが作れるお店です。
ペアシーサーやシングルシーサーだけでなく、ファミリーシーサーやウェディングシーサーなども作れます。
本来のシーサーは凛々しい風貌ですが、このお店で売られているシーサーは笑顔で可愛いデザインのシーサーです。
それゆえに、女性や子供に大人気となっています。
年度からシーサー作りを体験するコースもありますし、色塗りだけを行うコースもあります。
シングルシーサーの色塗りコースであれば、1,650円~3,438円で作成できます。
美ら風(チュラカジ)
沖縄県那覇市牧志にある「美ら風(チュラカジ)」は、シーサー作りやアクセサリー、オルゴール作りなどを行っているお店です。
3,200円~5,300円の価格で本格的なシーサー作りができる「陶器シーサー作り体験」や、2,100円~3,200円で行える「素焼きシーサー作り体験」を行っています。
また、1,800円~2,300円で行える可愛い系のシーサーに絵付けをする「陶器シーサー絵付体験」や1,300円で行える「シーサーアクセサリー絵付体験」なども行っています。
もちろん作ったシーサーは持ち帰ることができます。
予約なしでも体験できますが、トップシーズンは予約だけでキャパシティが埋まる可能性もあるため、予約をしてからお店に訪れた方が良いでしょう。
Enjoy工房
沖縄県名護市為又にある「Enjoy工房」も様々なシーサー作りが可能なお店です。
総制作個数が6万体を超えるほど大人気で、オリジナルのシーサーはどれも可愛い物ばかりです。
手作りのシーサーをそのまま購入することもできますが、やはり人気は自らシーサーに色塗りをする「絵付け体験」です。
漆喰シーサーであれば小サイズ2,000円、中サイズ2,640円、大サイズ4,100円で行えます。
陶器シーサーは小サイズ2,400円、中サイズ3,000円、大サイズ5,300円で行えます。
素焼きシーサーは小サイズ2,250円、中サイズ2,800円、大サイズ4,100円となっています。
色塗り体験の他にも、「粘土からシーサー作り(1匹5,200円、2匹以上で1匹あたり4,700円)」や後日完成したシーサーが送られてくる「シーサー作り体験(5,500円送料別途2,000円)」などが行えます。
まとめ
今回は、沖縄の象徴である「シーサー」についての解説や「色塗り体験やシーサー作りなどが楽しめるスポット」を紹介してきました。
沖縄の雰囲気が感じられるシーサーは、魔除けや幸運を呼ぶ置物として大人気となっています。
旅行で沖縄を訪れるならばお土産として持って帰りたくなりますし、移住する場合も自宅の屋根や門柱に自分が作ったシーサーを置いておくのも良いでしょう。
ぜひここで挙げたシーサー作りができるスポットに足を運んでみてはいかがでしょうか?
きっとお気に入りのシーサーを見つけることができるはずですよ。
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